あれから10年

ハリケーン・カトリーナがニューオリンズに多大な被害をもたらしてから10年経ちました。 10周年という事でオバマ大統領が今日ニューオリンズを訪れるそうです。 テレビやラジオからも「カトリーナから10年」レポートが沢山流れて来ます。

10年前私はドイツに住んでいました。 9月のアメリカへの引越しに向けて荷造りや移民ビザ申請に忙しかったのを覚えています。

引越し先がルイジアナ州だったのでビザ申請時のインタビューでは
 

「ルイジアナ州？大変だねぇ。旦那さんは救助隊として派遣されるの？」

 

等等、専らカトリーナ関係の質問しかされませんでした。

9月始めにニューヨークから入国、2週間程休暇を取った後にルイジアナへ車で南下しました。 

ミシシッピ辺りで途中一泊する予定だったのにどのホテルも満室で部屋が見付からず、ルイジアナ南西部の米軍基地まで一気に運転する羽目になりました。 カトリーナで家を失った人達が政府の援助を受けてかなり広い範囲の周辺ホテルに滞在している事を知りませんでした。

基地内のホテルに落ち着いて数日したら今度はハリケーン・リタが私達のいた地域を直撃&数日間停電。生活の基盤が整っていない状態での停電ホテル生活は厳しかったです。

カトリーナは大都市ニューオリンズに上陸した為大々的に報道された反面、リタは知名度が低かったですが実際被害を被ったリタの方が私には印象深いです。

メキシコ湾沿岸の町は跡形も無く更地になり、カトリーナとリタ両方の救援に行った人が「リタの方が酷かった」と言っていたのも覚えています。

Google Mapより。
大きな丸で囲った部分がリタの被害が酷かった場所。
☆印は私達のいた米軍基地。

 

こんなバタバタな感じで始まった私の第2 (第1は大学) のアメリカ生活ももうすぐ10年です。 

余り馴染めなかった南部を脱出して今は中西部カンザス生活を満喫しています。 義家族の居る北東部は高くて住めないので「このままここでリタイアしちゃう？」が最近の夫婦の話題です。

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