2015年7月31日金曜日

裁判所に編み針は持ち込める?

数週間前に地元役所から陪審員要請の封書が届きました。 (アメリカでは一般市民が裁判の陪審員を務める義務があります。)

5年以上前にアメリカ市民権を取得、つい最近夫に「そういえば市民になったのに陪審員の招集掛からないね〜。」なんて話していたんです。 誰かが聞いていたの?と思うようなタイミングでの出来事でした。

仕事のスケジュール上問題なかったので行く予定でした。(うちの郡の場合、都合が悪い時は1度だけキャンセル/延期する事が出来ます。) 因みに仕事は連邦政府雇用なので陪審員を務める間は有給扱いになります。 その代わり、裁判所から支払われる日当$10 (安っ!) は貰えません。

「待ち時間に沢山編めそうだわ」と持っていく編み物プロジェクトを何にしようか考えていましたが、以前Ravelryフォーラムで読んだ書き込みを思い出しました。 武器/凶器に値する物は裁判所に持ち込み禁止、編み針もそのカテゴリーに入るらしい…。

急いで役所HPで調べましたが、編み針についての記載なし。(電話しても出ないし) ググったら他の州/郡のHPで幾つか禁止アイテムとして"knitting needles"が挙がっていました。 がっくり。

Ravelryフォーラムでは様々な体験談↓がありました。 (カッコ内は私の心の声)


持ち込みOKだった。 (1番の理想)
 
禁止だけど取り上げられなかったからラッキーだった。 (良心の呵責に耐えられるかどうか…)
 
編みかけのプロジェクトから針だけ抜き取られた。ムキーッ! (これは私も怒るわ〜)
 
棒針が駄目で鉛筆は良いって矛盾してない? 鉛筆2本持って行って編んだわっ! (素晴らしい!)


場所やその時の担当警備員によって状況が変わるようです。 そして多くの人が「かぎ針なら大丈夫」と書いていました。

それなら大事をとって最初からかぎ針プロジェクトを持って行こう、と決心。 但し、携帯やタブレットの持ち込みも禁止なので「困った時のYoutube頼み」が出来ません。 基礎が全部載っている本も持参しなくては…と更に膨らむ荷物。

で、結局どうなったかと言うと、裁判はキャンセルされました。(良くある事みたいです。) 要請レターにも「裁判日の前夜にこの番号(XXX-XXXX)に電話して出頭義務の有無を確認する事!」と注意書きがありました。 初めての経験だし、仕事に行くより編み物時間が沢山あるみたいだし、と少しワクワクしていたので残念です。

次の要請は何時になるか判りませんが、それまでにもう少しかぎ針の経験を積んでおいた方が良さそうです。 (若しくは指編みとか腕編み?)




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